東京けやき会2001復活祭 2001.04.14

 「劇団東京べれゑ」の旗揚げ公演に合わせて「東京けやき会」21世紀の新しいスタートをきり、大いに盛り上がろう。すべては、小田桐昭東京けやき会会長(36年商デ)のこのひと言からはじまった。
 「せっかくのミレニアム。何か芝居をやりたいですね。」金沢美大劇団べれゑOBの黒澤淳一(51年商デ)のこのとんでもない提案のもと、関東在住のOBによる「劇団東京べれゑ」の旗揚げ公演が決定した。所は東京築地本願寺、「ツアー21・04」と題し4月の13日から15日。これに合わせて、「東京けやき会」を開催しようという訳である。
 実は年に一度開催されていた「東京けやき会」は4年余り途絶え、久しぶりに懐かしい顔に会いたいという声もあがっていたところだった。そんなことで、急きょ開催されることになった「東京けやき会2001復活祭」。4月14日(土)午後6時30分より場所は同じ築地本願寺ホール80畳の大広間。あまりにも急な話で、思うような準備もできなかったが、なんとか開催にこぎつけた。ちなみに、先の黒澤淳一を実行委員長に実行委員も、有志による寄せ集めであった。
 当日は「劇団東京べれゑ」の公演を観終わった多数の同窓生が、けやき会会場へと大移動。参加者は当初予定していた80名を大幅に上回り120名を超えた。急ぎ、料理の追加を頼むなど実行委員はおおわらわ。本年退官された山岸政雄先生、大島廣靖本部同窓会会長、また「劇団東京べれゑ」の旗揚げ公演に合わせて、関東地区以外の全国から駆けつけた同窓生も加わり、会は最初から盛り上がった。なにしろ、観劇の興奮さめやらず、おまけに久しぶりの同窓会である。会場正面には「東京けやき会」の大旗がかかげられ、まずは司会の中島浩明(58年工デ)よりオープニングの挨拶。第11回東京けやき会(平成7年開催)でのオリジナルハッピを粋?に着こなし、持ち前の明るさを武器に会場は爆笑につぐ爆笑。小田桐会長の挨拶につづき、本田正信事務局長 (36年日本画)より幹事長改選の報告があり、中山卓郎幹事長(45年工デ)に代わり新たに黒澤淳一が任命され、併せて三谷豊(51年商デ)への事務局長交代も報告された。
 黒澤実行委員長より今回の「東京けやき会2001復活祭」開催にあたっての挨拶の後、大島本部同窓会会長の発声のもと120余名の大乾杯。その後、80畳の大広間は懐かしい顔に出会った人々の歓談の声につつまれた。会も半ば、ここで新入会員として平成9〜13年卒の18名の紹介が行われ、つづいて、本年退官された山岸先生に記念品として金の懐中時計を贈呈。先生からはお礼の言葉とともに、懐かしい美大でのお話をうかがって、会は益々盛り上がった。
 大広間のあちこちに酒盛りの集団ができあがった頃、メーンイベントのオークション。これには、小田桐会長より自作のイラストが描かれたTシャツ、本田氏よりぐい呑みをはじめ、伊藤満・ 作宮隆・伴野宏・二瓶一裕・北林泰夫の各氏の御好意により化粧品、自作のドローイング、ゲームソフト、使いきりカメラなどが提供された。ここへきて司会の中島は大ブレイク、提供品を巧みな話術で次々に売りさばく。おかげで会場の熱気は最高潮に達し、売上げ金も4万円を超えた。ひきつづき、村禎介副会長(38年商デ)の中締めの挨拶、さらに、次の「東京けやき会」へのステップとして大きな役割を担う、それぞれの年度幹事の任命も行われた。そして「東京けやき会2001復活祭」は参加者全員での大記念撮影大会へと突入。その後も、それぞれ車座になりながら の歓談、乾杯、記念撮影。追加の料理もなんとか間に合い、参加者の満足げに紅潮した顔に実行委員もほっと一息。予定の時刻を大幅にオーバーしたところで、なごりを惜しみながらの閉会となった。

報告:川崎哲夫(51年商デ)


2001復活祭実行委員 島田由子(58年日本画)・丹羽政良(58年商デ)・高村佳克(58年商デ)・川原郁生(59年商デ)・ 川崎哲夫・三谷豊・黒澤淳一