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 2013年最大にして最高の金美の祭展「金美大江戸祭」は、東京けやき会の若手とベテランがタッグを組んで半年前より準備を進めてきました。この日11月23日は雲一つない青空が拡がりまさに祭日和! 祭大成功を予感しつつ実行委員たちは朝から浜松町シーバンスホールへ集結し、会場・イベント・フード・景品・受付・広報などそれぞれの役割に分かれて,祭の準備に取りかかりました。受付開始の12:30には最高の舞台が万端整い、全国からお集まりいただいた皆さんをお迎えしました。

 そして定刻の13:00には、東京けやき会総会がスタート。 中村肇事務局長(昭53年商デ)より2011年度・2012年度の会計報告、村禎介監査役(昭38年商デ)よりの監査報告があり、役員改選に関しての、会長:黒澤淳一(昭51年商デ)、副会長:三谷 豊(昭51年商デ)・島田由子(昭58年日本画)、幹事長:作宮 隆(昭53年商デ)、事務局長:中村 肇、監査役:村 禎介 の留任と併せ承認されました。

 続いて壇上には東京けやき会特製ピンク色の法被をまとった黒澤淳一会長が登場。このイベントに賛同しご協力いただいた各方面の方々への感謝の言葉が述べられました。

 ここで会場は暗転し突如流れ出すオープニングムービー…いつから鳴り出したのか和太鼓の音が徐々に大きく鳴り響き、石川雄太(平22年彫刻・24年院彫刻)金美大江戸祭実行委員長により高らかに宣言された開幕の合図で最高の祭はいよいよスタートしました。

 広瀬靖久(昭43年商デ)同窓会長からのお言葉の後は、山野之義金沢市長からのビデオメッセージが流れ、乾杯の音頭は,金沢市東京事務所長 村本広之氏、この後しばしの歓談タイム中には、進行を努める戸田伸二(昭53年商デ)によるイベント内容の紹介や、今回多方面からご協力いただいた食材についての説明があり、早川和良(昭50年彫刻)石川県観光総合プロデューサーからは、北陸新幹線開業PRキャラクター「ひゃくまんさん」の紹介もありました。
オープニング〜山野市長のメッセージ(動画)

 いよいよ祭の本番がここからスタート!歓声を巻き起こしてステージに登場したのは、鈴木康雄金沢美大視覚デザイン准教授に加え、榎本亮祐さん(平21年視覚)・西川俊三さん(平21年視覚)の3人で結成されたバンド、その名も……「メガネーズ!」彼らが一日限りの再結成を果たしました!なんとこの日のために金沢、関西、東京から結集してくれました。おかげで会場は大盛り上がり!さらに今回のメガネーズ東京ライブには隠し球が…同じく金沢美大視覚デザイン後藤徹教授の登場で会場のテンションは最高潮!メガネーズwith後藤徹の一日限りの最高のライブが実現しました。

 金美大江戸祭の目玉企画「一芸祭」がいよいよ始まります。MCを努めるのは、富山からやってきた上田剛さん(平22年工芸)、金沢美大を巣立っていった芸達者たちを紹介していきます。

 最初に登場したのは浅沼剛九さん(昭43年商デ)によるソロ・フルート演奏。トップバッターにふさわしい最高の音色で会場を盛り上げてくれました。
 続いて登場は松村俊男さん(昭46年日本画)による陳式拳56式演舞。あらじんの魔法の太極拳、その真髄ここに垣間見たり!その演舞は見たものを釘付けにしました。
 3番手は広瀬靖久同窓会長による「美大節」。これを知らんやつはもぐりじゃ!と言わんばかりに、堂々とした力強い歌声を披露していただきました。
 パフォーマンス前からひときわ目立つ衣装を身にまとい異彩を放っていた林田智明さん(昭60年油絵)がここで登場し「おせっかいな人」を熱唱!まさに「これぞゲイ術!」一芸祭の話題をさらっていったそのパフォーマンスは色んな意味で頭から離れません!
林田智明さん「おせっかいな人」(動画)

 お次はなんと今年卒業したばかりの若手が登場。しかもこの日のために金沢からやってきたイケメン武将、若山一歩さん(平25年彫刻)による「剣舞」。主に女性陣からの歓声を受け、見事な舞を披露してくれました。
若山一歩さん「剣舞」(動画)
 神田龍馬さん(昭52年商デ)による「金沢市民の歌」。スクリーンには自ら制作による金沢市内の映像も流れ、金沢に住んでいた人なら一度は聴いたことがあるとばかりに、ステージ上には我こそはとばかりに歌人が集結。故郷を思い出す最高の一芸となりました。
神田龍馬さん「金沢市民の歌」(動画)
 木谷安憲さん(昭61年油絵)による出し物は、知る人ぞ知る、紙芝居「タイツおねえさん」。こども心と大人ごころが同時にくすぐられました!
 続いての一芸は、本田京子さん(昭56年商デ)による「南京玉すだれ」と「さのさ」石川実行委員長のほか、竹綱章浩さん(昭51年工デ)ほか多くの人を巻き込んだ一芸ならではのパフォーマンスに、ステージも客席も大盛り上がりの一幕でした。

 おしゃれな衣装に身を包んで登場の高尾茂行さん(昭56年工デ)はカンツォーネ Con te Pariro!! 高らかに響くその歌声に会場は魅了されてしまいました。開学70周年に向けてその歌声はさらに磨かれるとのこと、とても楽しみです。
高尾茂行さん「カンツォーネ Con te Pariro!!」(動画)
 続いてのエントリーはこちらのダンディなおじさま、戸田伸二さん(昭53年商デ)によるエアロビクスでアンチエイジング!年を感じさせないキレのある動きで会場に若さを振りまいてくれました。会場からもエアロビに参加する人が続出しました。
戸田伸二さん「「エアロビでアンチエイジング」(動画)
 軽音「魔法使いのおじいさんたち」以来なんと40年ぶりの演奏で、ちゃんと手が動くか?声が出るか?と不安を抱えての登場は、作宮隆さん(昭53年商デ)のドラム、杉浦美代子さん(昭51年油絵)のボーカルによるラテンもどきバンド。会場はさらにヒートアップしてステージの上でも下でも大勢踊りはじめました。
作宮隆さん・杉浦美代子さん「ラテンもどきバンド」(動画)
 トリを務めるのは、吉峰拡さん(平25年芸術学)。「マスカキジャンクション・ショー」と題した漫談は、どこで笑えばいいの?と不安にさせるような独特の間で進む中、会場を独特の自らの空気で覆い尽くしてしまう見事な一芸披露でした。
吉峰拡さん「マスカキジャンクションショー」(動画)

 一芸祭12組の演目が終わった所でステージには賞品パネルが登場。田井晴馨さん(平25年製品)と細川扶美さん(平25年製品)の進行で、くじ引きによる賞品抽選会が始まりました。OB作家の方々からご提供いただいた作品の数々をはじめ、能登半島の先端、珠洲にある秘境温泉ランプの宿 御宿泊券やIT炊飯ジャーほか豪華景品が続々と。
 続いて一芸祭12組への人気投票です。エントリー12名が演目紹介パネルを首から提げて前に並びます。そして来場の皆さまはご自身の名札を一番良かったと思う方の首に掛けるというスタイルで投票していただきました。最多の18票を集めた吉峰拡さんは一番に賞品を選べる権利をゲットし、迷わず草津温泉ホテル櫻井宿泊券をセレクト。この後も得票数の多い方から順に賞品を選んでいただきました。

 続いては、専攻ごとに集合しての記念撮影。日本画・油絵・彫刻・商業デザイン/視覚デザイン・工業デザイン/製品デザイン/環境デザイン/工芸/芸術学の5グループに分かれて撮影しました。
 次に新人紹介のコーナーは本田京子さん(昭56年商デ)が進行し、平24年と平25年卒の皆さんが壇上に勢揃い。自己紹介していただいた後、石川雄太実行委員長と壇上の皆さんの音頭で三本締めを行い、金美大江戸祭も幕を閉じました。
 そして最後は恒例、全員での集合写真撮影。4時間に及ぶイベントもあっという間、皆さん楽しみの余韻を残して帰路につかれた方、二次会へ行かれた方と三々五々夕暮れの浜松町へ散らばって行かれました。
新人紹介〜三本締め(動画)

あなたが写っているかな?「金美大江戸祭 写真集」
実行委員会の様子(第1回〜第10回)